枕草子 (岩波文庫)

枕草子 (岩波文庫)

パブリッシャー
岩波書店
価格: ¥840

枕草子 (岩波文庫)のレビュー

枕草子の漫画も数あるけれど
人物関係と歴史的背景をストーリー仕立てにしたのは唯一この作品でしょうね

清少納言の出仕から、定子の崩御までを描き、間に有名な章段を挟むという編集は秀逸

ぶつ切りのエッセイではなく、小説として、原作を愛してください、というメッセージを受け取りました。

きっと読者は誰もが、最後のページに用意されたマイナーな章段に涙を流すと思います
古語辞典を片手に読みました
古典は得意で、古語辞典は真っ黒になるほど使いました。この本も高校生の時に辞書を片手に読みふけりました。はっきりと理解できない所もありますが、古典を現代語訳でなく、そのまま読むと作者の息づかいが聞こえてきます。何を見て何を感じて書いたのか、そんな感覚が伝わってきます。心の琴線に触れるような珠玉の名作だと実感できました。